見渡す限りの草原。町の郊外。
クラトスとロイドは二人で修行に来ていた。
ざぁ・・・と風になびく草が奏でる。
それを合図にロイドはクラトスに疾走する。
まず右の剣を振り下ろす。が、難なくかわされる。
それを初めから予見していたロイドは右手を即座に戻し、続けざまに左の剣を横に一閃する。
しかしクラトスはそれも見切り後ろに下がる。
「・・・いくぞっ!」
クラトスが低く呟き、突進してくる。
疾走してくるクラトスへロイドも突進していく。そして激突。
クラトスの体重の乗った一撃がロイドを襲う。たまらず防いだ右手が痺れる。
しかしクラトスの攻撃は続く。確実にロイドの余裕を奪っていく。
ロイドの防御を崩そうとクラトスは更なる猛攻を加える。
剣を振り下ろしロイドの右の剣へ攻撃を与える。さらにもう一度繰り返す。
ロイドが堪らず左の剣で攻撃から逃れようと反撃をする。しかしそれを見切りロイドの懐へ。
まずっ!とロイドが思った瞬間、クラトスは剣の柄の部分でロイドの腹を殴る。
耐え切れずに後ろによろけながら咳き込むロイドへクラトスが足払いを決め剣を振り下ろす。
「勝負・・・ありだな」
「くっそ!あー!なんでそんな強ぇんだよクラトスは!」
そんなロイドの叫びに沈黙で答えるクラトス。
「今日はここまでだな」
「えー!まだまだいけるぜ?」
起き上がりながら元気そうに答えるロイド。
「駄目だ。お前は一度よく自分の動きを理解する必要がある。今度は体ではなく頭を使え」
「頭って言ったってなぁ・・・・。あ、ちょっと待てよクラトス!」
悩むロイドを放って、クラトスは宿へと歩み始める。
「やっぱさ、クラトスも誰かに戦い方とか教えてもらったりしたのか?」
「さあな・・・昔のことだ。もう忘れた」
ぼんやりとクラトスは答える。
「ふーん、そっか」
ロイドは残念そうに呟いた。
「なぁクラトス」
「なんだ」
「・・・・・・いや、なんでもねぇ!」
「・・・そうか」
短いやり取り。だがしかしこれも数少ない親子の穏やかな日々。
あとがき
自分は何が書きたかったんだろうか。
最近小論文指導で。「結論をまず決めよ!」といわれたのでちょっとあれですね。
まあ今度はならったことを生かせるように・・・・。