「そういえばコレットも二刀流だよな?」
「え?わたし剣なんて使ってないよ」
「チャ クラムだよチャクラム」
ちょっとした魔物の戦闘後、唐突にロイドが言う。
二つのチャクラムを使って戦って る。二刀流と言われれば二刀流?なのかもしれない。
おそろいだな!なんて言われて頬がカーッっと紅くなる。
ロ イドを意識してたなんて言えなかった。
そ れは少し遠い記憶。
一本で100なら二本なら200だろ!という単純な考えから放たれた言葉。
単 純だなーロイドは、と呆れたような軽く馬鹿にしたような言い方でジーニアスが言う。
「全く・・・。剣が二本なら二倍強くなるなんて あるわけないでしょ」
「なんでだよ!剣が二本あればいっぱい攻撃できるじゃんか」
「いっぱい攻撃しても効か なかったらどうするんだよ!」
ぐっ・・・とロイドが口ごもる。
「じゃあなんでジーニアスの武器はけん玉なん だよ!けん玉じゃ攻撃なんてできねーぞ!」
「それはロイドが誕生日に・・・ていうか話題変えないでよね」
な んて第三者から見れば楽しそうに言い合うロイドとジーニアス。
武器の事で言い争う二人もそうだけど本気で二本なら二倍と考えている ロイドがおかしくて笑っていた私。
そしてふと思う。
チャクラムでも当てはまるのかな・・・。と考えていると ロイドから声がかかった。
「そうだ!コレットはなんでチャクラムなんだ?」
「ええ と・・・なんかあたっちゃうの」
「当たっちゃう・・・?どうゆうこと?」
ジーニアスが怪訝な顔をする。無理 もない。
「私は・・・こうとんでけぇ~って投げてるんだけど」
「投げてるんだけど?」
「な んかわかんないけど必ず当たるの」
「・・・さすがコレット。神様に愛されてるね」
ジーニアスがそうだよコ レットだもんとつぶやいた。
「??・・・・・・なんかわかんねーけどコレットはすげぇってことだよな?」
「す ごい・・・のかな?」
「うん、コレットは十分にすごいよ」
「さ~すがコレット!絶対に当てるなんてすげぇ なぁ」
よし俺もチャクラムやってみよう!なんて言ったロイドにジーニアスが止めに入る。
「止 めときなよロイド。ロイドがやったって百回に一回当たるかどうかだよ」
なんだとー!?とまた口喧嘩を始めてしまった。なんだかんだ で息がぴったりで羨ましかった。
そ の時からだったかな・・・いつもは一個だったチャクラムを二個持つようにしていたのは。
なんだかんだ言いながらジーニアスに言われ ても止めなかった二刀流をロイドが続けているように。
少しでも共通点がほしくて。つながりがほしくて。・・・おそろいにあこがれて て。
報われない恋だから。この程度はいいよね。
あ とがき
最後シリアスになってしまったことだけが悔やまれる。
時間としては旅立ち前ですね。なんかやっとまと もにロイコレ以外の人が出た気がする・・・。
もっと仲間ととの話も書きたいのですが難しいですね。